弁護士法人FAS淀屋橋総合法律事務所

所属弁護士が関与した判例等   ◎医療事件

当事務所の弁護士が関与した医療事件の判例等です。

  • ●一審を覆して、もやもや病に対するEDAS術において、術中の血圧管理の注意義務違反により、生じた脳梗塞の拡大、悪化という結果との因果関係を認めた高裁判決(2022年上告棄却により2023年に確定)(大阪高裁令和4(2022)年10月27日)

  • ●急性胆管炎を胆嚢炎と誤診して患者を内視鏡的ドレナージが可能な医療機関へ転送しなかったことを注意義務違反と認定し、かかる注意義務違反がなければ相当程度の可能性をもって患者は生存していたと認め、病院の賠償責任を認めた事例 1審判決確定(大阪地裁令和3(2021)年12月10日)

  • ●認知症治療のため精神病院に入院した患者に対し医師がNGチューブを適切に挿入せず胃内に到達させなかった結果、誤嚥性肺炎を発症し、誤嚥性肺炎に対する適切な治療も実施しなかった注意義務違反によりARDSに至り死亡したことについて病院の責任が認められた事例 1審判決確定(大阪地裁令和3(2021)年2月17日)

  • ★上記の判決が、事件を担当した斎藤ともよと松森美穂のコメントと共に、医療判例解説96号(2022年2月号)に掲載されました。「認知症治療のため精神病院に入院した患者に対し医師がNGチューブを適切に挿入せず、胃内に到達させなかった結果、誤嚥性肺炎を発症し、誤嚥性肺炎に対する適切な治療も実施しなかった注意義務違反によりARDSに至り死亡したことについて病院の責任が認められた事例」

  • ●医院で出産時に、胎盤癒着が認められた産婦に対して、医師が不適切な用手剥離を行った過失により、大量出血を来たし、下垂体前葉機能不全(シーハン症候群)になったとして、損害賠償を認めた事例 1審判決確定(大阪地裁平成29(2017)年5月23日)

  • ★所属弁護士が関与した判決等
    ◎行政事件判例等
    ◎民事・家事事件判例等